茹でガエルになってはいけない

昨日は、ビジネスパートナーの合原氏と中経協主催の講座へ

講師は香山誠氏(アリババ株式会社 代表取締役社長)

テーマは「アリババグループが中国で仕掛けるビッグデータによるデジタルトランスフォーメーション紹介」

感想は、驚愕、危機感、ワクワク感が沸きお起こってくる感覚でした。
中国でのキャッシュレス化や無人化など社会変化に関しては知ってはいたものの、その中身と実態の説明を聞いて、もはや日本はかなり遅れていると実感しました。

アリババグループは驚異的な成長を遂げている中国のトップ企業で、時価総額は世界第5位の約5090億ドル(=約55兆6900億円)

11月11日(独身の日)の1日の売上が2.8兆円という驚きの売上をたたき出しました。この額は楽天の1年間の売上とほぼ同額なので、規模が巨大すぎです。

また、車の販売実績もまさに驚きで、マセラティを18秒で100台販売、アルファロメオは33秒で350台もインターネットショップだけで売ってしまいました。

1千万円を超える高級車がインターネットで秒速で売れてしまうという実態を目にしたときに、これからのマーケティング、プロモーションは大きく変わると実感しました。

最近話題になっているのは車の自動販売機です。
ドリンクを購入するような感覚で車を買う時代が来るかもしれません。

その他にも、無人コンビニ、無人スーパー、インバウンドに対してなど、数多くのアリババの戦略を聞くことができました。

そのサービスのベースとなっているのはビッグデータ。
その情報を用いることで、ピンポイントでのターゲティングが可能となっています。

むやみやたらにチラシをばらまいている投棄広告の時代はもう遅れています。

たとえば、パーソナルトレーナーのジムを運営している場合で考えてみると、

「40~60台女性、銀行残高が1000万円以上、ECサイトでの購入履歴ではスポーツウェア5万円以上、検索でダイエット、youtubeで頻繁にトレーニングをみている」などの情報をAIが自動的に分析し、これらの情報に当てはまる人にピンポイントで体験会の広告をスマートフォンに送る。

というスタイルです。
お湯の温度が少しずつ上がることに気づかない茹でガエル状態にならないように、今後巻き起こる社会変化の情報には敏感にアンテナを張っておく必要がありますね。

専門バカにならないようにしなければいけません。

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