年あけましておめでとうございます。
2017年が皆様にとって幸多き年になりますよう心からお祈り申し上げます。
さて、恒例に従いまして、陰陽五行から2017年の傾向を見てみましょう。
なお、これは個人というより大きな組織(国、世界)での傾向となります。
今年は「丁酉(ひのと・とり)」の年となります。
一般的に干支というと12種類を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は十干(甲乙丙丁・・・)と組み合わせ60種類あります。
ここから、60年一回りで還暦というお祝いがきています。
それぞれに文字に意味があり、さらにその組み合わせによりその年の動きを古くから政や事業に活用されてきています。
そこで、今年の「丁酉」をみてみますと
「丁(ひのと)」には「火(陰性)」の性質があります。
草木の成長に例えると、成長して大きく茂る前の安定した状態です。
一方、「酉(とり)」は金性の性質があります。
酒樽の中で酒が発酵して、熟し、なす様を「酉(陰)」であらわされ、季節でとらえれば「秋」
果実が完全に熟した状態を表します。
これまでの成果が結果を出し、果実を味わう年になります。
また、「丁(火性)」と「酉(金性)」の組み合わせから見てみますと
陰なので穏やかではありますが「金」は「火」によって溶かされてしまう「相克関係(相性の悪い関係)」にあります。
金星は攻撃本能の性質もあり新興勢力のようなことを表します。それが火(伝達本能)によって溶かされてしまう年、つまり、何かチャレンジしようとしても、周りの声や外力によって障害を受けやすい年になります。
また、火の性質により火にまつわる災害や、新興勢力により国政が動かされる事態が起こったり、金の性質による財政、法律に大きな改革が行われる年にもなります。
ちなみに過去を見てみると
757年 養老律令制定
1297年 永仁の徳政令
1477年には応仁の乱の終息
1657年 明暦の大火
1777年 三原山の大噴火
1837年には大塩平八郎の乱
1897年 貨幣制の制定
まとめると
2017年は主活動が一つの形を成し、発展がピークを迎える一方で周辺勢力を含めたあらゆる機運が熟して発する岐路となる年と統合できます。