あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
吉例に伴いまして、2020年の年頭所感を述べさせていただきます。
今年の干支は「庚子（かのえ・ね）です。
「庚」の意味は「更」という字に通じ、植物の成長が止まったのちに、新たな形に変化しようとする状態を表しています。
「子」 は一般的に知られている「ネズミ」ではなく、本来は「孳」という字になります。
種子の中に新たな生命が芽生える状態を表しています。
さらに、陰陽五行説から紐解いてみますと、「庚」は金の陽、「子」は水の陽で相性という非常に相性の良い関係性です。
したがって、2020年は大きな変化が生まれ、新たな生命がきざしはじめることから、世界的に大きな変化が生まれる年になることが考えられます。
前回の庚子の年は1960年（昭和35年）で、やはり世の中の流れを大きく変えるような出来事がおこています。
国内では日米安全保障条約に反対する「安保闘争」により岸内閣が総辞職においこまれました。また、2019年に皇位を継承した今上天皇陛下、浩宮さまが誕生されました。
世界ではキング牧師による公民権運動の中、ジョン・F・ケネディ氏が大統領選で勝利し人種差別撤廃につながる大きな一歩となりました。
では、2020年はどのような変化が起こるでしょうか？
日本では何といっても東京オリンピックパラリンピックです。５Gの普及とともにスポーツ観戦の変化や、健康・スポーツに対する国民、企業などの捉え方の変化も期待できます。
海外では、英国のブレグジットによりEUには大きな変化が起こります。
アメリカでは11月から大統領選が始まりトランプ大統領の再選か否かでアメリカだけでなく世界の動向も注目されるでしょう。
他にも東アジアの中国や韓国との関係、北朝鮮の動き、香港のデモなど世界中で新たな変化の兆しがうかがえます。
最後に、当社に視点をうつして昨年からの振り返りと2020年の動向をお話したいと思います。
昨年の大きな出来事はIT事業の立ち上げでした。
「XPERT」という身体の専門家のための情報プラットフォームを11月にローンチし、1年で1200名の会員を集めることができました。
このサービスのビジョンは「身体の専門家がもっと輝く社会を創造する」ことです。
これから社会的に必要となってくる私たちのような身体に関わる仕事をしている人たちの社会的地位がさらに向上し、働く環境がもっと広がる場を提供してまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
