膝蓋靭帯炎はストレッチするな。

皆さんは膝蓋靭帯炎、ジャンパー膝のクライアントが来られたらどのように対処しますか?

大腿四頭筋のタイトネスがあって尻上がりテストが陽性だから大腿四頭筋のストレッチ

されている方。

逆に症状を悪くしてしまう可能性あります!

大切なのは、その病態と原因を明確にすることです。

原因は
①膝蓋靭帯の柔軟性低下
②膝蓋靭帯の微小断裂
③滑膜組織の反応
④神経組織の過敏症
など様々で

膝蓋靭帯の高位の分類(Blazinaの分類)によれば
①大腿四頭筋腱の膝蓋骨付着部
②膝蓋靭帯の膝蓋骨付着部
③膝蓋靭帯の脛骨粗面付着部
に分類されます。

さらに、②が炎症、損傷部位ごとに分類され
①膝蓋靭帯表層
②膝蓋下脂肪体
③膝蓋靭帯の膝蓋骨付着部深層部断裂
です。

①の膝蓋靭帯表層タイプでは膝伸展機構にかかる伸張ストレスで炎症が起こるので、このタイプに大腿四頭筋のストレッチをしてさらに伸張ストレスを加えることは控えてださい。
膝伸展機構の伸張ストレスの原因はしゃがみ込みやスクワット動作における骨盤後傾が多く、その原因としては股関節屈曲角度や足関節背屈角度の低下が多いのではないでしょうか。
したがって、このタイプには股関節や足関節へのアプローチが大切になってきます。

②の膝蓋下脂肪体タイプは膝関節の伸展に問題がある場合が多いです。下腿の過外旋や屈筋群の短縮、VMの機能低下などでIFPの前方移動が妨げられていることが原因です。

③膝蓋靭帯深層部の部分断裂は修復過程をみながらアプローチします。急性期は幹部への負荷はNGで炎症症状に対しての対応をします。急性期を過ぎたら徐々に幹部への負荷を段階的に増やします。このタイプの原因は膝蓋骨にかかるメカニカルストレスのアンバランスが原因のほとんどで、内側広筋と外側支帯の牽引ベクトルをバランス化させることが最も重要となります。

以上、膝蓋靭帯炎のクライアントにはしっかりと評価をしてそれに対応したアプローチを行うと効果が期待できますので、是非取り入れてください。

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